2018年10月30日火曜日

第42回インターナショナル14級全日本選手権初日

初日の10月13日の朝は久しぶりのメンバー集合に同窓会のような雰囲気でみんなの笑顔が見られましたが、出艇の頃になると風が強くなり、皆の顔は真剣、いや引きつっている状況です。何とか5艇はハーバーを離れレース海面へ。レース海面に到着した頃からさらに風は強くなり、本船が風と強い潮流に流されたり、レース開始を待つ間にあちらこちらで沈艇が続出していました。
第1レース 時折10m/sのブローが吹くコンディション。強弱の差が激しく、風向も振れる中、止まって待機しているのも大変な状況です。 藤井、鷲尾艇がジャストスタート。後ろは20秒以上遅れています。これは安全にいけばいけるかも。。。と思ったのもつかの間、最初のタックで沈! 宇都・石田艇、西間・柳沢艇が先行します。3上までは宇都艇がリードしていましたが、ジャイブポイントが遅れ、フィニッシュ手前で西間艇が先行してトップフィニッシュしました。下里・鷲野組は久しぶりということもあって、一度も沈しないうちに勇気ある撤退を決断し、帰港しました。萩原・菊地組は沈を重ねDNF。

第1レース終了後は一時風が落ち着いていたのですが、第2レース開始頃から再び吹き始めます。宇都・石田組が石田選手の体調不良で帰港。3艇でのスタートとなりました。スタート直後は西間艇と藤井艇が競り合っていましたが、藤井艇がまたもファーストタックで沈。万事休すです。西間艇がサバイバルレースを制して2連続トップとなりました。


本当であれば第42回大会は昨年実施のはずでしたが、昨年は出場艇数が揃わず開催を断念。今年は計画的に出場数確保の活動を実施し、活動を休止していたメンバーにも声をかけ、5艇のエントリーとなり無事開催にこぎ着けました。今回もK16級全日本選手権との併催です。というか、選手が足りないぐらいですから運営はほとんどおんぶにだっこの状況でした。

K16も含めて沈艇が多く、本船付近で沈すると潮流に流されて定置網に行ってしまう危険があることから、運営側が第3レースは翌日に延期と判断し、全艇帰港しました。

日本インターナショナル14協会
藤井 記