2023年4月30日日曜日

舵セーリングクラブの紹介

 


舵セーリングクラブは、舵を握ることを楽しみとするセーリング愛好家たちが集まり、共にセーリングを楽しむためのクラブです。以下に当クラブの歴史、活動内容、メンバーを紹介します。

【歴史】 舵セーリングクラブは、昭和50年に設立されました。当初は、海外でのセーリング経験を持つ会員たちが中心となり、海外のセーリングレースに参加したり、海外からヨットを輸入して楽しんでいました。その後、国内でもセーリングの人気が高まり、現在では初心者から上級者まで幅広い層のメンバーが参加するクラブとなっています。

【活動内容】 舵セーリングクラブでは、月に数回、近隣の海や湖でセーリングを楽しむことができます。また、海外のセーリングレースに参加することもあり、海外渡航に興味のある方には特におすすめです。さらに、メンバー限定の交流会やセミナーを開催し、セーリングに関する知識や技術の向上を図っています。

【メンバー】 舵セーリングクラブのメンバーは、年齢や性別を問わず、セーリングに興味を持つ方なら誰でも参加することができます。初心者から上級者まで、様々なレベルの方が在籍しており、お互いに切磋琢磨しながらセーリングを楽しんでいます。

当クラブは、セーリングが好きな方々が集まる場所です。一緒にセーリングを楽しみながら、交流を深め、技術を磨くことができます。舵を握る感覚は、まさに言葉では表現できないほどの快感があります。舵セーリングクラブで、セーリングの魅力を一緒に味わいませんか?ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。

2019年11月12日火曜日

第43回全日本国際14級選手権大会  レースレポート

2019年10月26,27日の二日間、神奈川県江ノ島沖にて第43回となるインターナショナル14級の全日本選手権が開催されました。
26日の朝江ノ島に行くと弱い北風が・・・そして出艇の頃には2m/s程度の西風に変わります。この風に合わせて少し予定より遅れて予告信号が上がりますが、風が弱すぎて我々の艇はスタートラインにたどり着けそうにありません。1分前にはほぼ無風になりスタート延期に。5分もすると風が吹き始め仕切り直し。

JPN112西間・柳沢艇が下から良いスタート、JPN118藤井・平根艇、JPN宇都・石田艇が続きます。藤井艇が早めに返し、他艇も合わせて来ます。その時点で1上はすでに12時に位置していましたが、予想に反し風は徐々に弱くなりながら西に振れ戻り、一時藤井艇が先頭に立ちました。さらに風は弱くなるとともに、前日の台風21号のうねりもあって艇速は鈍り、気づくと左からのパフを拾った宇都艇が前に出ました。
宇都艇が1上をトップで回航、藤井艇が2番で回航しました。正三角形のコースは軽風でも大きなジェネカーを持つ14には厳しく、サイドマークまでジェネカーを張り続けられたのはパースワールド用に準備した強風用の浅いジェネカーを使用する宇都艇だけでした。結局このレグで3艇は大きな差ができてしまい、このままの順位で第一レースを終えました。
ここから、長~い風待ちが始まります。2時間の待ちを経てようやく吹き始めた南風のそよ風の中第2レースは14時頃スタート。風速は2m/sほどでじりじりした走りが続きます。スタート後は左が良く宇都艇が1上をトップ回航。右を選択した藤井艇は2番で回りました。
先頭の宇都艇と藤井艇の差は僅かですが、風はさらに東に振れて3上への上りはほぼポートの1本コース。これで決まりと思われましたが、最後のフリーレグの途中でほぼ無風に。先に風を掴んだ藤井艇が1着でフィニッシュすることができました。風待ちで時間を要したため。この日予定した第3レースは翌日に延期となりました。
初日を終わって2位、1位で同点ながら藤井艇が暫定首位。この夜行われたK16クラスとの合同の懇親会では大いに盛り上がりました。

日付が変わって27日 江ノ島に到着すると2m/s程度の北東風がコンスタントに吹いています。前日延期の第3レース、時折一人がトラピーズに出られる風でスタート。昨夜遅くまで艇のセッティングを実施していた西間艇が抜群のスタート。スピードと角度も改善されており1上をトップ回航しました。藤井艇は大幅にオーバーセールしてこの日から参加の古垣・菊地艇にもかわされて4番目に1上を回ることに・・・
その後宇都艇が西間艇をかわしてトップに出ます。藤井艇は3回目の上りで西間艇の前に出ましたが、2上手前でバテンが返っていないのに気づかぬまま走り続け再び3位に下がりこのままフィニッシュ。


その後風は南に振れながらさらに弱くなり、風待ちに入ります。約1時間の後、南南東2m/sほどの風でスタート。ここでも西間艇のスタートが良く1上をトップ回航そのまま1下までトップをキープしましたが、マーク回航時にアンヒールで痛恨の沈。何かトラブルもあったようでリタイアとなりました。宇都艇後続艇を押さえてトップフィニッシュ。藤井艇はフィニッシュ直前にアンヒール沈。その間に古垣艇が前に出て2位でフィニッシュしました。この結果順位が確定しました。
このため第5レースをノーレースとして令和元年の全日本選手権は終了となりました。骨折のため出場できなかった萩原さん、来年こそは頑張ってください!
さて、今シーズンのメインイベントは年末年始にオーストラリア パースで開催される世界選手権です。今回参加したメンバーのうち5名、2艇が参戦する予定です。午後になるとフリーマントルドクターと呼ばれる海風が吹くこと有名な地方だけに戦々恐々としておりますが、頑張ってきたいと思います。
今回の開催にあたりお手伝いいただいた県連、レースオフィサー、ジャッジの皆様、K16協会の皆様にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

セールNO.
スキッパー
クルー
R
R
R
R
R
JPN119
宇都泰隆
石田知史
ノーレース
JPN118
藤井義久
平根洋一
JPN112
西間亮
柳沢康信
R
14
JPN117
古垣孝
菊地正滋
DNC
DNC
18
JPN106
萩原賢一
長嶋匡之
DNC
DNC
DNC
DNC
24
日本インターナショナル14協会 藤井 記

2018年11月6日火曜日

第42回インターナショナル14級全日本選手権二日目

二日目の14日。夜半から降り始めた雨も朝7時頃にはやみましたが、風は前日と変わりません。第3レースは前日リタイヤした萩原艇と下里艇は艇の破損もあって出艇を自重。 宇都・石田艇は体調が戻って復活です。第3レースは6~7m程度の風の中、西間艇がジャストスタート。艇速もあってトップに出ます。その後強めのブローで藤井艇は1上手前、西間艇、宇都艇はサイドマーク付近で沈。1下は宇都艇、藤井艇、西間艇の順で回航。2下では藤井艇がトップに出ましたが、宇都艇のその後の上りのコース取りがよく再びトップに出てそのままフィニッシュしました。
第3レースを終わって西間艇が1、1、3位、宇都艇が2、DNS、1位、藤井艇は3,2,2位 残り2レースでどのチームにも優勝の可能性は残っています。

第4レースはやや風が落ちて5m程度の風の中スタート。西間艇のクローズが角度、スピード共に良く1上トップ回航。藤井艇が続きました。結局最後まで順位は変わらず、第4レースを終わったところで、西間・柳沢組の優勝が決まりました。
第5レースは風が落ちて不安定な風向風速の中スタート。1上は藤井艇がトップ回航。優勝の決まった西間艇はそのままリタイヤして帰港。藤井艇と宇都艇の総合2位を争うマッチレースとなります。


1下では30艇身ほど藤井艇がリードして回航しましたが、その後の抑えが甘く左海面のパフを掴んだ宇都艇が一気に追いつき2上手前で前に出ました。宇都艇はその後もリードを保ちトップでフィニッシュして、総合2位を決めました。
ここのところ宇都・石田組が連続で優勝していましたので、西間・柳沢組は久しぶりの総合優勝です。藤井艇のクルーの鷲尾選手は17年ぶりのレース参加でしたが、以前何度も優勝経験があるだけのことはあり、二日目からは勘を取り戻してきて練習不足の藤井選手とのコンビも良くなり、トップ争いにも参加できるようになりました。このまま復帰してくれることを願っています。




今年は何とか全日本が開催できましたが、来年も長期計画で準備して開催できるように頑張りたいと思います。運営の主体となっていただいたK16協会の皆さま、ジャッジの皆さま二日間ありがとうございました。

日本インターナショナル14協会
藤井 記


2018年10月30日火曜日

第42回インターナショナル14級全日本選手権初日

初日の10月13日の朝は久しぶりのメンバー集合に同窓会のような雰囲気でみんなの笑顔が見られましたが、出艇の頃になると風が強くなり、皆の顔は真剣、いや引きつっている状況です。何とか5艇はハーバーを離れレース海面へ。レース海面に到着した頃からさらに風は強くなり、本船が風と強い潮流に流されたり、レース開始を待つ間にあちらこちらで沈艇が続出していました。
第1レース 時折10m/sのブローが吹くコンディション。強弱の差が激しく、風向も振れる中、止まって待機しているのも大変な状況です。 藤井、鷲尾艇がジャストスタート。後ろは20秒以上遅れています。これは安全にいけばいけるかも。。。と思ったのもつかの間、最初のタックで沈! 宇都・石田艇、西間・柳沢艇が先行します。3上までは宇都艇がリードしていましたが、ジャイブポイントが遅れ、フィニッシュ手前で西間艇が先行してトップフィニッシュしました。下里・鷲野組は久しぶりということもあって、一度も沈しないうちに勇気ある撤退を決断し、帰港しました。萩原・菊地組は沈を重ねDNF。

第1レース終了後は一時風が落ち着いていたのですが、第2レース開始頃から再び吹き始めます。宇都・石田組が石田選手の体調不良で帰港。3艇でのスタートとなりました。スタート直後は西間艇と藤井艇が競り合っていましたが、藤井艇がまたもファーストタックで沈。万事休すです。西間艇がサバイバルレースを制して2連続トップとなりました。


本当であれば第42回大会は昨年実施のはずでしたが、昨年は出場艇数が揃わず開催を断念。今年は計画的に出場数確保の活動を実施し、活動を休止していたメンバーにも声をかけ、5艇のエントリーとなり無事開催にこぎ着けました。今回もK16級全日本選手権との併催です。というか、選手が足りないぐらいですから運営はほとんどおんぶにだっこの状況でした。

K16も含めて沈艇が多く、本船付近で沈すると潮流に流されて定置網に行ってしまう危険があることから、運営側が第3レースは翌日に延期と判断し、全艇帰港しました。

日本インターナショナル14協会
藤井 記